世界設定

<レネゲイドウィルス>
 ――神代の時代より、神話や伝説、英雄たちの物語の影に潜み続けた存在。
遺伝子そのものを書き換え、超常識的な能力を発生させるウィルスに感染し、
その能力を発揮した者を、<オーヴァード>と呼ぶ。
彼らは強い感情によってその強力な能力を発動させる。
しかしその強い感情―衝動―は時として理性を失わせ、
ついには自身、果ては愛するものも巻き込んで破滅する。
彼らは人として生まれ人として暮らしながらも、すでに根幹たる遺伝子から「ヒト」ではない。
ゆえに、彼らはダブルクロス<裏切りを意味する者>の名を背負う。

されど絶望するなかれ。
きみたちは人ならざるものにして、社会から隠されたレネゲイドウィルスを保持しながら、
それでもなお、きみたちに救いの手を差し伸べるものがいる。
それはきみたちの日常を守る<AGN>か、
きみたちの力を求める革命<WH>か。
きみの握り返した手の主は、そのいずれかはしらねども。
 ――今はただ、物語の開幕を待つとしよう。

用語集 〜世界設定編

オーヴァード
レネゲイドウィルスを覚醒させている者のこと。
PCはすべてオーヴァードであり、AGNに何らかの形で関与している。
オーヴァードはもはや人ではないが、人としての生活はAGNによって保障されている。
ジャーム
レネゲイドウィルスが活性化しすぎ、衝動に突き動かされて理性や良心を失った、オーヴァードの成れの果てのこと。時として外見すら変異する。
ジャームが理性や良心を取り戻し、オーヴァードに戻った例は現在まで確認されていない。
レネゲイドウィルス
遺伝子そのものを書き換え、超常識的な能力を発生させるウィルスのこと。
現在、人類の8割がこのウィルスに感染している。感染者が強い衝撃などを受けた場合、まれに発症(覚醒)し、彼をオーヴァードへと変異させる。
レネゲイドウィルスの存在は公には隠蔽されている。
AGN
「オーヴァードと人類との共存」を理念とし、オーヴァードを保護し、レネゲイド・ウィルスやオーヴァードの研究に携わり、ジャームやオーヴァードによって引き起こされた事件の解決を図る特殊機関。なお、AGNはアドロード・ガーディアンズ・ネットワークの略。
構成員の多くはオーヴァードであるか、オーヴァードの存在を知る者である。PCは全員AGNに何らかの形で関与している。
AGNに所属するものは「AGNエージェント」と呼ばれる。所属しないものの要請があれば協力する「イリーガル」もいる。彼らに共通していることは、日々の平穏を守りたいと願っているか、あるいは平穏な日々を過ごしたいと願っていることである。
WH
謎に満ちた組織である。主にレネゲイドウィルスの力を使ってテロ活動を行っている。その全貌はPCや、今回登場するNPCの知るところではない。
彼らの活動は多岐にわたるが、それぞれ「クラン」と呼ばれるグループを作り、個々の活動を行っている。今回の事件を引き起こしたのも、ただひとつのクランでしかない。
なお、WHはウールヴヘジンの略。

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Last-modified: 2012-06-26 (火) 10:39:12 (4315d)